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画像がアップロードできない
理由がそこに書いてあったのに
なんたらかんたらerrorってあったのに
見えているようで気づいてなかったYO。
ググってみたら
容量オーバーだって。
そんなに容量取ってたかな?
とサーバーさんのところで調べたら
容量100%だって。そりゃアプれないわ。
しかも容量再計算したら60%にまで軽減。
のち、余裕でアップロードできました!
やった~v

こんかいの更新『序章』は
以前UPしていた『答辞問答』の
書き直し&手直し版です。
もうほんと、小説はともかく
漫画に関しては過去のを見るに耐えない。
これからもちょくちょく手直ししつつ
あたらしいのも仕上げていきたいと思います。
よかったらこれからもおつきあいくださいませ。


 

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あれれ?
TOP絵のアップロードがうまくいかない。
昨日はアップできてたのになんでなんだ。
しかも本日UPのCOMICも
半分ぐらい失敗してるしorz
正月TOP絵もなかなかアップロード
うまくいかなかったんだよなあ…。
ということで時間を置いてトライします。
なんでだろうなぁ。
ひさびさ更新の上
かなりの量なのに。

そんなことより~
嬉しいこめんとをありがとうございます。
サイトいろいろてこ入れ中なので
こちらにてレスさせて頂きます。
ありがとうございます!

********

■こめんとレス■

ねねちゃん>
おおお!ぽちっとすみません!
あまりに昔の作品が耐えられなくて
ごそっと入れ替えたら内容が無いよう~
な状態になってしまったのでこれじゃ
投票もないな・・・と下げてしまいました。
せっかくのぽちりをすみませんありがとう!
ただいまサイト改装中なのでまた落ち着いて
ぽちっとな、を置けるようになったらぜひとも
ぽちりとお願いします!
そうそうそう!昨日は確かにアップできてた
TOP絵が・・・(がっくり)
一瞬でも見てもらえて嬉しいです。
スタイリッシュとかもう嬉しすぎます。
ひとこともらえてありがとうございます(感涙)
嬉しいお言葉に勇気づけられました!
よし!再度トライだ!

100101_top.png



アップロードできる容量をオーバー
してるらしくアップできませんでした
あああ折角年初めに仕上げたのに(涙)
年明けて時間ができたらなんとかします。

パシッ。
竹刀から放たれた小気味いい音が勝敗を告げる。
相手はそれなりに腕の立つ剣士なのだろうが一瞬の勝敗。
遥は「ありがとうございました!」と一礼した後に上の観客席に目をやる。

そこには小さなガッツポーズを向けてささやかに笑う白雨がいる。
遥が吠えた。「見てたか白雨?見てたか?」子供みたいだ。否、
ご主人様に褒めてもらいたくて仕方のない大型犬のようにも見える。
きっとその尻に尾でもついていたならはちきれんばかり振られているだろう。
こういう遥はここに来て、白雨といるのを見て、何度か見て驚いて、笑った。
生徒会の連中がこんな遥を見たならきっと口をあんぐり開けて放心するだろう。

ks.png
「・・・なんだアレは・・・」
あらら。いたわ生徒会。
そっか昨日そういう話したっけ?
大会の序盤に見当たらなかったから忘れてた。
「副会長、来たんだ?」
「そう告げたはずだが。」
「ああ、そうだったな。」
「なんだアレは?」
「なんだよ。」
「なんだあの遥は!」
「いつもどうりだろ。
 本日イチバンの剣士に一本勝ちしたところ。」
「そんなことは解っている!
 その後のあの態度はなんなんだ!」
「ウイニング、スマイル?」
「その相手のあのチビはなんだ?
 あの細くて弱そうなあれは誰だ?」
「さぁ?遥のファンとかじゃない?」
嘘ぶいてみるも
「嘘をつけ。
 知っているんだろう。」
簡単にばれる。まあねえ。
「遥の宝物だってさ。」
それ以上の情報を与えてやる義務なんかない。
「ここだけの秘密にしておかないと
 遥の琴線に触れちゃうかもね。副会長さん。」
忠告だけしてその場を立ち去る。
やれやれだ。
面倒事は嫌いなんだけど
特に生徒会の遥マニアの連中には関わりたくないんだけど
なんでだか俺は思う。ここにいる遥と白雨にここでは穏やかに過ごして欲しい。
ここを立ち去るにしても良い思い出として過ごしてできればまた来て欲しいんだ。

だから残りの数日に波風なんかいらない。

白雨のもとに向かうと
むんぎゅと白雨にしがみついて
「褒めて褒めて」と実際は無い尾を振る遥を引き離す。
「ちょ、臣なにすんの?」
「遥、今は目立ってるんだからそこそこにしとけ。」
白雨から離れた遥は周りを見渡して確かに注目されていることに気づくと
「褒めて褒めて!俺すごくない?次勝っちゃったら優勝なんだけど?」
と今度は俺にしがみついて・・・見えない尾を振った。
俺をカムフラージュに使う気まんまんなのは解った。

「臣さん。」
「ああ。」
遥から解放されたのは午後の部の試合が始まる頃。
結局あのまま抜けだした遥と俺と白雨で昼飯を食ってから。
そういうのどこまでか解らないけどあの副会長は見てたんだろうな。
生徒会の連中と遥の間には随分前から取り決めがあるのだと言う。
俺と。遥の言うところの親友だと言う俺と、いるときに邪魔に入らない。
たったそれだけなんだけれど奴らにはすげえ口惜しい取り決めだろう。
俺はいくら妬まれてもやっぱり遥に特別扱いされてることの方が嬉しい。
豪快な男がこんな繊細な約束をして自分との時間を大事にしてくれるのが嬉しい。
そしてその男が今、目の前で、決勝の相手にも豪快な一本勝ちを決めて見せたのだ。
「遥、すごいね。」
「ああ。」
それ、本人に言ってやれ。
と思いながら、きっと言ってやるんだろうなと思う。
きらきらした目で遥を見ながら笑って言うんだろう。
遥を見やると俺が側にいないのを確かめてか
遥に走り寄る副会長・・・キジィの姿が目に入った。

「遥、キジィに掴まってたろ?」
大会を終えて一服してたらアトリエに遥が来たから聞いてみた。
どうせ大会の後もいろんな連中に捕まっては囲まれたんだろうな。
いつも愛想も元気も良い遥が少し疲れたような顔をしてため息をつきながら笑った。
「キジィだけじゃなくてもう、いろいろ。
 こういう扱われ方久々で疲れたぜ。」
「ふん。今さら。
 体力落ちたんじゃねぇの?」
「体力つーか気力が落ちたのかもな。」
「へえ。弱気?」
「俺が?まさか?」
「そうだろうね。
 ねえ、遥。」
「なんだ?」
「クソガキの面倒くらいなら引き受けてやるよ。」
「・・・ほんと臣は臣だよなあ。
 それも勘か?」
「必然に決まってるだろ。
 生徒会の連中に今ここに居ることがばれたんなら
 遥共々その側にいるクソガキに接触して来ないわけないだろ。」
「たいした神通力で。」
「一応、副生徒会長さんには、
 本当の本音を言っておいた。
 あのクソガキは遥の宝物だとな。」
「うん。あいつは、キジィは俺の勝手なルールをいつも
 誰よりも率先して重視して守ってくれるやつだから嘘はつきたくないんだ。」
「ああ。」
「いつも憎まれ役ありがとうな、臣。」
いつも太陽でいつも正義でいないといけない遥みたいな人間には
俺みたいな側近であり親友が必要なんだろうってずっと前に悟ったよ。
俺の側は落ち着くと言ったあの言葉もそうだろ?
光が光り輝いているためにはそばで支える闇が必要なんだろう?
俺のような。白雨のような。おまえが泥のようにゆだねられる闇。
「臣。」
「なんだ?」
「俺は無力だ。」
「今日の大会で圧勝しといてそれ言うのかよ。」
「心が無力なんだ。」
「また心かよ。」
「ウン。」
「どうした?
 そんなにキジィもろもろ面倒だったか?」
「いいや。
 そんなのは平気だ。
 俺はたぶん弱い男なんだ。」
「ははっ。
 遥のくせに?」
「ウン。
 なあ、俺、最後の頼みは臣なんだ。」
「俺なんか」
「臣、頼む。」
「は?」
「俺がどうしようもないことしたなら、
 その時は白雨を頼む。」
「はあああ?」
「白雨があんなに人に懐くの初めて見たんだ。
 それが俺の親友ってこれ奇跡だろ?」
「いんや。おまえが言い聞かせて俺の事
 親友だなんだと褒めた先入観あっての必然だろ?」
「それでも!臣が臣だから!俺は!
 なあ頼む臣!俺が判断を誤ったりしたなら!」
「解ったよ親友。
 白雨は俺が面倒見るよ。
 それで、おまえとの溝が出来てたなら埋めて返すよ。
 だからさ、あんまり、そういう顔するな。」
「すまない。臣。」
この弱点も曇りも一切ないこの男に
できたしまっったんだな不安の黒点が。
それは抱え込んで守りつくしたい大きな黒点。
なあそれ俺はそのまま抱え込んで引き受けても良いぞ。

おまえが強くあって欲しいというより
俺はそれがちょっと欲しいかもしれない。

あのクソガキ。なんともいえない存在。
幼くて綺麗で少し沙羅を思わせるきらきらした存在。

 

「shit!先に臣、見つけちまった。
 見つけたからには聞くしかねーんだろうなあ。」

当人に聞こえるように言うこの声は
できれば聞き覚えがない方がありがたい相手だ。
芝の手入れ中の誰もいない真昼の競技場で空を仰ぐ。
そのひとり言のままに思い直して俺に関わらず行ってくれねぇかな?
その淡い期待を裏切って近づいてくる靴音にため息をついて覚悟を決める。

「俺様に話しかけられようってのになんだ?そのため息。」
「話しかける前に嫌がらせのようなひとり言はやめて欲しいんだけど。」
「ふん。俺様は根が正直なんでつい言の葉が漏れてしまうんだよなあ。」
「どうでもいいけど用があんならさっさと済ませてくれよ。副会長さん。」
副会長さん。学生徒委員学生徒会副会長という、
まあ、学園の中ではそれなりの権限がある役職の、同級生。
キーズ・クラント。キジィとか呼ばれてる。で、いたく遥がお気に入りだ。
「遥どこいんの?」
「やっぱりな。」
「つか、遥来てんのになんで知らせてくんねーの?」
「知らせるほど俺、おまえと知り合いのつもりねーし。」
「ほんとおまえむかつくな。
 なのに遥の一番の側近って意味解んねえ。」
「褒められて光栄だ。
 つーか、遥の帰国誰に聞いたんだ?」
「おめーに教える義理はねーけど
 遥の居所聞いてる最中だし特別教えてやる。
 このサマースクールに参加してる運動バカからだ。」
「ああ、桂木な。」
そいつはそいつで運動能力の高い遥を最初にライバルとして
今はある意味目標として遥を追うやつらのうちのひとりと化している。
「で、遥はどこだ?」
「秘密の特訓中だ。」
煙草を取り出して火を点ける。
「煙草なんざ百害あっても一利もねえぞ。
 秘密の特訓ってなんだ?
 遥らしい行動だとは思うが。
 何の特訓だ?バイオリンか?柔道か?」
「剣道。
 明日、その筋のお偉いさんがやってくる大会があるからな。」
「ああ、そう言えば。
 遥が出るのか?」
「だろうな。」
「あい解った。
 おまえにしては的確で有力な情報だった。礼を言おう。
 早速その大会の見学を手配するとしよう。あ、そうだな臣。」
「まだなにか?」
「おまえに貸しを作るのはおもしろくない。
 だからおまえからこの俺様になにかあれば力になるぞ。」
「・・・・・・・・。」
「いま無いのならいつでも良い。
 と言ってもいつまでも貸しを作っているのは気持ち悪い。
 できれば手っとり早く頼みたいものだな。」
「んじゃ早速。」
「ほう?」
「遥がここに居ること知ってるの、できれば
 おまえさんと桂木くらいにとどめておいて欲しいんだけど?」
「は?」
「あいつ病み上がりなんだよ。
 あんまりわいわいされるのは俺も含め望まないと思う。
 おまえだってこの人気の少ないサマースクールくらいは
 いつも誰かに囲まれてる遥でなんかいてもらいたくねぇだろ?」
「・・・ふん。確かにな。
 幸い俺と会長と桂木くらいしか知らないだろう。
 もちろんどんなルートから広がるか知れないが。
 サマースクールもあと数日だ。
 それまではそうしよう。
 遥はもうここにいる。」
そうだ。そして残念だったな。
遥がいるのはそう。このサマースクールのあと数日間だけなんだよ。
そこまでは聞かれないから教えてなんかやらないね。
もちろん一緒に遥の宝物が来てることもね。
 
立ち去り際にキジィ副会長が振り返って言った。
「遥は、元気だったか?
 随分久しぶりだが変わり、なかったか?」
俺はこいつのことはいけ好かないけど
こいつが遥のことを好きなのは解るから
そこだけはちょっと好きかもしれないと思うから
「あの男がちょっとやそっとで揺らぐかよ。
 たいそうなカリスマオーラまとって相変わらず豪快に笑ってたよ。」
とだけ教えてやる。
死の淵をさまよった後とはおもえねーほど。
変わったのはどーにも保護者面してー宝物の前でのデレデレ態度かな。
「そうか!そうだよな!遥だもんな!」
キジィ副会長は納得したように笑って背を向けた。
遥を待ってたやつらはたくさんいるんだよ。
キジィ副会長も他の奴らも全部そうだ。
遥が生徒会抜けたときのメンバー全部。
誰一人遥を悪くなんか言わなかったよ。
ただ、すごく皆落ち込んでたのを知ってる。

俺はお前の口から本当の言葉を聞いてたから
納得してお前の行動に口裏合わせたりしてたけど
「今後生きてくためにどうしても通らないといけない橋渡りに行ってくる。
 生徒会っていうすげえ大事な仕事も仲間も放り出して申し訳ない。
 許してくれなくていいから見逃してくれ。」
生徒会の仲間にそう言って頭を下げた遥。
いろいろな事情を背負った生徒の集まるこの学園のことだ。
言えないけどそうゆうこともあるだろうと思える学園のことなのに。
遥は歯を食いしばって「ごめんなさい」としっかり謝ってこの学園を出たのだ
その遥が帰って来たと、ここに居ると、知った彼らが歓喜する様は目に浮かぶ。

遥はまたいなくなるから
喜んだぶんだけ悲しみも増すから
せめて一目逢いたかったと悔しがる他のメンバーもいるだろうけれど
俺はこんなふうに遥との再会と遥と白雨の穏やかなここでの生活を守る。
いいんだ。憎まれ役は慣れてる。こういうことは俺にしかできないからいいんだ。
これ以上の招かれざる客なんか俺がどうとでも追い払って知らなかったふりをしてやる。

俺だってもう少し遥と白雨を独り占めしたいんだ。

 


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