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    <title>きゃらログ</title>
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    <description>キャラの日常日記ブログ</description>
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    <dc:date>2013-11-10T07:10:03+09:00</dc:date>
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    <title>再びプロット</title>
    <description>起

とうとう告げてしまった

承

この想いの名前を自覚したのはいつだっただろう

好きな人がいる。
佐原に感づかれていたようなので
思い切ってそう答えてみたら、
佐原は「月代だろう」と言った。
「確かに魅力的な人間だが
　同性を好きになるというのは
　それだけ以上のものがあるのだろうな」
と窓か...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<p>起<br />
<br />
とうとう告げてしまった<br />
<br />
承<br />
<br />
この想いの名前を自覚したのはいつだっただろう<br />
<br />
好きな人がいる。<br />
佐原に感づかれていたようなので<br />
思い切ってそう答えてみたら、<br />
佐原は「月代だろう」と言った。<br />
「確かに魅力的な人間だが<br />
　同性を好きになるというのは<br />
　それだけ以上のものがあるのだろうな」<br />
と窓から彼らがサッカーをしている姿を見て<br />
「それともひとめぼれというやつか？と聞いた。<br />
ひとめぼれ。<br />
そうかもしれない。<br />
ひとめ見たときから気になったのは確かだ。<br />
だけど。<br />
ひとめぼれだとひとことで言うのは簡単だけど、<br />
ふためも、みつめも、見るたびに、知るたびに、<br />
触れるたびに、<br />
魅かれてやまないこの感情は一言では言えない。<br />
なんどか否定しつつ<br />
なんどか打ち消しながら<br />
そのでも募り、膨らんで、出した答えは<br />
この感情を恋と呼ばずしてなんと呼ぼうと<br />
ああもう認めるしかないんだなと言う結論。<br />
<br />
「特別な何かをされたから特別な存在になったんじゃないんだ<br />
　むしろ誰にでもあった接触でしかない日常の中で<br />
　彼だけが特別に映ったそれはやはり、ひとめぼれなのだろう。<br />
　きっと、彼は俺の自分が知り得なかった好きにならずにいられない存在だったんだろう」<br />
<br />
転<br />
<br />
告白に対する彼の返事はおもいもかけないものだった。<br />
「おためしでつきあってみる？」<br />
<br />
結<br />
<br />
うん。と言葉に出さずにうなづいて返したら<br />
「それじゃ、これからよろしくね」<br />
と彼は返した。<br />
この日この瞬間に彼との何かが始まった。<br />
何がどう始まったのかわからないけれど、<br />
翌日から確かに何かが始まったのを、<br />
彼の思わせぶりな優しさを確かに感じた。<br />
<br />
</p>]]></content:encoded>
    <dc:subject>管理人</dc:subject>
    <dc:date>2013-11-10T07:10:03+09:00</dc:date>
    <dc:creator>white note</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>white note</dc:rights>
  </item>
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    <link>https://whitenote07.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/20130828</link>
    <title>無題</title>
    <description>去年の春に出逢った。
梅雨前の雨の日に傘をもらった。
夏直前に海に誘われて少し近づけた。
夏が終わるころにはこれは恋だと自覚した。

秋が来て
秋が過ぎて
冬が来て
もうすぐ冬を終える

春になる前のまだ寒い日
昨日俺は月代に好きだと告げた。

『・・・・・・好きって、俺と...</description>
    <content:encoded><![CDATA[去年の春に出逢った。<br />
梅雨前の雨の日に傘をもらった。<br />
夏直前に海に誘われて少し近づけた。<br />
夏が終わるころにはこれは恋だと自覚した。<br />
<br />
秋が来て<br />
秋が過ぎて<br />
冬が来て<br />
もうすぐ冬を終える<br />
<br />
春になる前のまだ寒い日<br />
昨日俺は月代に好きだと告げた。<br />
<br />
『・・・・・・好きって、俺と付き合いたいってこと？』<br />
<br />
月代はそう返した。<br />
それを俺は否定した。<br />
そういう意味ではないととれる言い方で。<br />
<br />
だから月代はノーともイエスとも言わなかった。<br />
ただ受け流したり茶化したりもせず『ありがとう』と言った。<br />
<br />
その言葉は嬉しくもあり<br />
その返事は寂しくもあった。<br />
<br />
わかっている。<br />
俺は最後の最後で意気地が無い。<br />
<br />
なんともいえない思いのまま登校した。<br />
昨日の不在が嘘であったように月代がいた。<br />
いつもどおり「おはよう」と彼の声が俺に笑った。<br />
この時は正直、変わらない日常光景に安堵した。<br />
<br />
いつもと変わらない日常光景？<br />
<br />
ふと振り向くと月代と目が合う。<br />
月代が俺を見ていたのがわかる。<br />
そういう瞬間が今日は何度かあった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2013-08-28T11:33:03+09:00</dc:date>
    <dc:creator>white note</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>white note</dc:rights>
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    <link>https://whitenote07.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/000215%E3%81%B7%E3%82%8D%E3%81%A3%E3%81%A8</link>
    <title>000215ぷろっと</title>
    <description>告白はしたが付き合いたいとは違うと言ってしまった上杉
当然返事はイエスもノーもない
最後にありがとうと言われただけ
&amp;amp;darr;
翌日
上杉（曖昧な告白をしてしまったためどんな態度でいたらいいのか？）
月代（もっと近づきたい好きだと言われた&amp;amp;rarr;仲良くしよう&amp;amp;rarr;上杉を構う）...</description>
    <content:encoded><![CDATA[告白はしたが付き合いたいとは違うと言ってしまった上杉<br />
当然返事はイエスもノーもない<br />
最後にありがとうと言われただけ<br />
&darr;<br />
翌日<br />
上杉（曖昧な告白をしてしまったためどんな態度でいたらいいのか？）<br />
月代（もっと近づきたい好きだと言われた&rarr;仲良くしよう&rarr;上杉を構う）<br />
&darr;<br />
上杉（顔が緩みそうになると意識して力が入り眉間にしわが寄る表情になる）<br />
上杉って笑わないよね悪い奴じゃないのはわかるけどとっつきにくい感じ？<br />
怒ってるのかなって思っちゃう。イケメンなのにもったいない。<br />
ちょっと同意の月代だったが<br />
好きって言われたし、近づきたいって言われたし、<br />
もしかしたら上杉自身そういう自分を変えたいって思ってるのかもだし。<br />
＝どんどんどんどん近づいて接していく<br />
＝嬉しくて表情も身体もこわばる上杉<br />
＝追う月代<br />
＝どうしよう。嬉しくて顔に力が入らなくて泣きそうになる。<br />
&darr;<br />
＝困らせた気分であやまる月代<br />
＝あやまって欲しくない上杉<br />
&darr;<br />
ほどほどにするよ<br />
離れないで行かないで<br />
&darr;<br />
慕われている月代<br />
初めて見たときは綺麗な顔だと思っていたのに<br />
その上で態度も声も仕草も全部が綺麗でたまらない<br />
自分と似たようなことを月代に告げる人物との瞬間を目撃<br />
自分に返した言葉を返そうとしている（ように見える）月代<br />
止めに（邪魔に）入る上杉<br />
「ごめんなさい。本当は好きになって欲しい、恋人として付き合って欲しい、<br />
　独り占めしたいと望むような好きなんだ<br />
　<br />
　何でもする。好きになってくれないか」<br />
<br />
<br />
ーーーーーー<br />
<br />
<br />
したわれてる別バージョン<br />
生田恋の悩み相談中<br />
バレンタインになんやかんやあった生田<br />
（合コンとか？）<br />
（部活交流会）<br />
水品は胸糞悪くて抜け出し帰宅＆自主トレ<br />
（そこそこ口出しできる立場）<br />
月代の話題がでる<br />
月代の情報を聞く<br />
月代を探りたい女の子<br />
（体育祭と学祭で見初めた子多いんだよ）<br />
の友達を好きになってしまう生田<br />
&darr;の展開へ<br />
「つっきーって付き合ったことある？」<br />
「恋人とかそういうこと？」<br />
「うん」<br />
「なら、ないよ」<br />
「なら？」<br />
「うん。付き合ってたと思ってたけど<br />
　片思いだったんだよね」<br />
「つっきーが片思い？」<br />
「そんなこともありました」<br />
&darr;<br />
色んな人から恋の相談を受ける月代<br />
告白めいたものもちらほら<br />
そこを目撃上杉<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2013-08-14T19:18:56+09:00</dc:date>
    <dc:creator>white note</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>white note</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="https://whitenote07.blog.shinobi.jp/%E4%B8%8A%E6%9D%89/010214">
    <link>https://whitenote07.blog.shinobi.jp/%E4%B8%8A%E6%9D%89/010214</link>
    <title>010214</title>
    <description>今日は朝からどんよりと曇った鈍色の空で
なんとなく陰鬱な気持ちで登校した。

その上。
それ以上に。
もう朝のHRが始まるというのに月代が教室に来ない。

高校に入学して登校日こそ遅れた月代だが
それ以外一度だって休んだことや遅刻をしたことがない。
むしろ朝は早い方で隣の席でおはよ...</description>
    <content:encoded><![CDATA[今日は朝からどんよりと曇った鈍色の空で<br />
なんとなく陰鬱な気持ちで登校した。<br />
<br />
その上。<br />
それ以上に。<br />
もう朝のHRが始まるというのに月代が教室に来ない。<br />
<br />
高校に入学して登校日こそ遅れた月代だが<br />
それ以外一度だって休んだことや遅刻をしたことがない。<br />
むしろ朝は早い方で隣の席でおはようと笑う月代がいたのに。<br />
<br />
今日はまだ来ない。<br />
<br />
朝の部活を終えた水品が<br />
「月代まだ来てないのか？」<br />
と古泉に聞いているのが聞こえた。<br />
<br />
担任の笹山先生はHRを始める前に座席を確認して<br />
「月代がまだだな」<br />
と言った。<br />
学校に連絡もしていないのだろうか。<br />
俺は空っぽの月代の席を見ながら不安に思う。<br />
<br />
「あいつ何やってんだ！」<br />
と水品が呟くのと<br />
「携帯も切ってるのかしら？つながらないわ」<br />
と古泉が返すのが聞こえた。<br />
いちばん仲が良さそうなこの二人が連絡を取れていないことに<br />
言い知れない胸騒ぎを感じながら再び不在の月代の席を見た。<br />
<br />
それから昼になっても月代は登校して来なかった。<br />
笹山先生を追いかけて聞いてみようと廊下に出たら<br />
月代に対する俺の感情を知っている佐原が戻ってきて<br />
「水品と古泉が今廊下で笹山先生に月代のことを聞いていたぞ。<br />
　やっと連絡がついたらしいが、午後の授業にも間に合わないそうだ」<br />
と月代に関する情報を教えてくれた。<br />
「そう・・・・・・なのか。<br />
　どう・・・・・・したんだろうな」<br />
「さてな。<br />
　授業に間に合わないほど遠くにいるのか。<br />
　ひとまず病気や怪我ではないようだったぞ」<br />
ほっとしたように佐原を見たのだろう。俺は。<br />
「ひとまずは良かったな」<br />
と佐原が笑った。<br />
「ああ」<br />
「ただ、」<br />
俺が頷くも束の間、佐原が言った。<br />
「関係ないような気もするが今日はバレンタインデーなんだな」<br />
「え？」<br />
「いや、月代が来ないのを懸念してあの二人も色々憶測していたようでな」<br />
と佐原はまだ廊下にいる水品と古泉を一瞬見やる。<br />
「どこぞの女子に告白でもされてそのままサボってたら容赦しないと言っていた。<br />
　言ってみた後で、月代に限ってそれはないと二人同時に首を振っていたがな」<br />
「そう・・・・・・か」<br />
バレンタインデー？告白？今日？<br />
ああそうか、今日はそういう特別な日だったのか。<br />
特定の女子校と学校行事は合同で行ったりしているが<br />
そのうち合併するにしても一応今のところここは男子校だ。<br />
そうなるとそんな機会は通学中・・・・・・月代が誰かに告白された？<br />
<br />
「だからそれはないとあの二人が否定していた」<br />
俺の感情を読み取ったように苦笑して佐原が言った。<br />
「それはない？」<br />
「少なくともそんなことで浮かれて学校にも連絡しない月代は月代らしくないと思わないか？」<br />
「・・・・・・思う」<br />
「明日になれば分かるだろう」<br />
佐原はそう言って、<br />
「余計なことは考えぬことだ」<br />
そうとも言って、苦々しく笑った。<br />
<br />
月代の席は空席のまま<br />
月代の姿がないままで授業が終わった。<br />
月代の姿がないことは酷く虚無を感じさせた。<br />
<br />
月代に会いたい。<br />
一目見るだけでもいいから。<br />
胸がざわついて気持ち悪くなるほど<br />
自分の感情が抑えきれなくなるほど<br />
俺は彼を、月代の存在を、求めて止まないのだ。<br />
<br />
「月代は今日どうして休みだったんですか？<br />
　病気や怪我ではないんですよね？<br />
　課題とノートを届けに訪ねて行きたいんですが」<br />
俺の言動が意外だったのだろう。<br />
放課後になるなり教員室に駆け込んでそう言ったら<br />
笹山先生はポカンとした顔をして物珍しそうに俺を見た。<br />
「届けにって家までか？」<br />
「はい。住所教えていただけますか？」<br />
「う～ん。<br />
　・・・・・教えんこともないがすれ違うかもな」<br />
「はい？」<br />
「行かなくても月代はもうすぐ学校に来るぞ」<br />
「・・・・・・今からですか？月代が？」<br />
「おうよ。<br />
　無断欠席は無断欠席なわけよ。<br />
　どんな事情があったにしてもな。<br />
　だから反省文は書いてもらうぞって言ったらな<br />
　今から書きに来るとさ」<br />
「反省文を書きに今から・・・・・・」<br />
「おかしな奴だよな。<br />
　今日のことは今日中に責任取りたいんだと。<br />
　てことで、もうちょっとしたら来るんじゃないか<br />
　その前に上杉は生徒会あっただろう？ちゃんと行けよ」<br />
「・・・・・・はい」<br />
月代が来る。<br />
月代に会える。<br />
<br />
幸い本日の生徒会室は<br />
プリント配布のみで終わり<br />
すぐに教室へ向かうことができた。<br />
<br />
息を切らして向かったほの暗い教室の片隅には<br />
・・・・・・月代がいた。<br />
あっけなくそこにいた。<br />
<br />
今日ずっといなくて不在が不安で仕方なかった存在。<br />
会いたいと思えば思うほど胸がざわついた存在がいた。<br />
<br />
「月代」<br />
俺の言葉にゆっくりと振り返った月代は<br />
「ああ、上杉」<br />
と俺の名前を呼んだ。<br />
その声もその表情もなんだかいつもと違う。<br />
ぼんやりとしてどこか心もとないような雰囲気を纏っている。<br />
<br />
「月代」<br />
「ん？」<br />
「今日いなかったな」<br />
「ああ、うん。連絡するの忘れてて<br />
　反省文書かされてるとこなんだ」<br />
机の上に広げた用紙をめくって答える。<br />
知っている。<br />
だからここに来たんだ。<br />
だからここに会いに来たんだ。<br />
<br />
会いたかったんだ。<br />
<br />
「上杉？　<br />
　どうかした？」<br />
月代をただ見つめたまま<br />
固まって動けない俺は立ち尽くしたまま、<br />
月代を見つめるだけで言葉を紡ぐことができない。<br />
<br />
どうかしたのは月代がいなかったからだ。<br />
どうかしているのはやっと月代に会えたからだ。<br />
それなのに今、目の前にいる月代が儚くて不安になる。<br />
<br />
キュキュっと床を歩く音がして月代が近づいて来る。<br />
<br />
「心配してくれたんだって？<br />
　さっき笹やんから聞いた。ありがとな」<br />
首を横に振るのが精一杯なのに<br />
染み入る月代の存在が優しい声が<br />
この身と心に波紋を広げて胸が詰まった。<br />
<br />
「じゃ俺、これ出して来るから。<br />
　また明日ね」<br />
そう言ってこの場を去ろうとする月代の存在が<br />
惜しくて寂しくてもっとそばにこのままいて欲しくて言ってしまった。<br />
<br />
「好きなんだ。ずっと。月代が。<br />
　好きだ」<br />
<br />
きっともう限界なのだ。<br />
隠しておくことはできない。<br />
こんなに好きならいつかはバレる。<br />
佐原にだって古泉にだってバレている。<br />
水品にだって知られてしまっているんだ。<br />
曖昧にいつかバレるよりも言って楽になりたい。<br />
何かを望むわけじゃないんだ。望んだりはしない。<br />
<br />
ああ、そんなことよりも俺は・・・・・・月代に告げたかったんだ。<br />
<br />
「好きなんだ」<br />
顔をあげることも出来ずにもう一度告げると下から覗き込む月代の顔があった。<br />
喜んでいるようには見えないけど嫌悪されいているようでもなさそうな表情。<br />
<br />
「・・・・・・好きって、俺と付き合いたいってこと？」<br />
<br />
そして直球。<br />
付き合いたい？俺が月代と？<br />
こんな面白みのない男の俺が？<br />
<br />
「違っ・・・・・・その、そういうことではなくて」<br />
そこまでは望んでいない、と言えば嘘になる。<br />
ただそこまで望んでいると言えば振られてしまう。<br />
「友人としてでも近い存在になりたいと」<br />
これくらいなら言ってもいいだろうか？<br />
<br />
そろりと目を開けて月代を見た。<br />
特に表情の読めない瞳が黒く深く濡れていた。<br />
夜の闇で月夜を映して揺れる海に浮かぶ月のようだ。<br />
<br />
「うん、そっか、よろしくな」<br />
言葉を紡ぎかねていると息を吐くように月代が言った。<br />
「とうとう雨が降りだしたな<br />
　上杉、傘持ってる？」<br />
<br />
気がつくとトタトタと雨粒が窓を叩く音が聞こえる。<br />
<br />
「ああ、朝から曇り空だったから・・・・・・」<br />
「そっか。よかった。<br />
　もう遅いし下駄箱まで送る」<br />
<br />
ほんの少し空気が緩んだ気がした。<br />
ほんの少し月代が笑った気がした。<br />
<br />
　<br />
「俺、これ提出したあと保護者呼ばれて面談だから<br />
　一緒には帰れないけど、気をつけて帰って、上杉」<br />
<br />
下駄箱まで送ってくれた月代は反省文でひらひらと振りながら言った。<br />
ああもうさすがに離れなければ、帰らなければ、行けないんだなあと、<br />
肩ごしに振り返ったら、<br />
<br />
「ありがとう」<br />
<br />
と月代の声が追いかけてきた。<br />
その声の優しさに体が震えた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>上杉</dc:subject>
    <dc:date>2013-05-04T21:04:42+09:00</dc:date>
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    <title>２年冬</title>
    <description>賑やかだった体育祭も学園祭も終わった
どちらも月代は眩しいばかりの活躍で
目を閉じた残像にだって輝きを放つ。

どうしてあんな人がいるのだろう？
どうしてあんな人と俺は付き合っているのだろう？
どうしてあんな人が俺なんかと付き合おうと思ったのだろう？

そういうことを考え始めるとキリ...</description>
    <content:encoded><![CDATA[賑やかだった体育祭も学園祭も終わった<br />
どちらも月代は眩しいばかりの活躍で<br />
目を閉じた残像にだって輝きを放つ。<br />
<br />
どうしてあんな人がいるのだろう？<br />
どうしてあんな人と俺は付き合っているのだろう？<br />
どうしてあんな人が俺なんかと付き合おうと思ったのだろう？<br />
<br />
そういうことを考え始めるとキリがないのだけれど<br />
「上杉、待ってた。一緒に帰れる？」<br />
特に用事のない放課後の日も暮れた頃<br />
俺が生徒会の仕事を終えるのを見計らって<br />
影が伸びる廊下や玄関近くの片隅で待っている月代<br />
<br />
こんな時間まで俺のために月代が待っているのだ<br />
<br />
「もう待ってなくてもいい」<br />
「ん？」<br />
こんな時間まで彼は俺のために時間を潰して<br />
待っていてくれていることが心苦しい<br />
俺なんかのためにそんな時間の使い方を<br />
させてしまっていることが心苦しい<br />
だからといってこの返答はないだろうとは思う<br />
<br />
「その、悪いから。<br />
　月代はこんな時間まで用事ないだろう？」<br />
「それなりにあるから気にしないでよ<br />
　・・・・・・上杉が迷惑じゃなければ」<br />
迷惑なわけはない<br />
そんなはずはない<br />
「うん」<br />
「じゃ帰ろう」<br />
そんなに長い道のりじゃない。<br />
<br />
駅までは徒歩で15分<br />
それだけの道のりのために<br />
それだけの道のりを俺と歩くために<br />
待ってくれている月代に俺は何を返せばいいのだろう。<br />
<br />
となりを歩く月代は<br />
綺麗な横顔のままで<br />
俺の視線に気づいて目を合わせては<br />
にっこり笑うのだけれど俺は俯いてしまう<br />
<br />
そんな俺を月代は申し訳なさそうに<br />
白い息を吐いてまた横を向いて歩く<br />
誤解されてないといいのに<br />
この気持ちをこの想いを<br />
<br />
ちゃんと届けていないのだから<br />
ちゃんと届いていないのだろうが<br />
それでも月代はいつも俺を待っていてくれる<br />
月代は待っていてくれるのだいつも俺のために<br />
だから大丈夫<br />
ずっと大丈夫<br />
今日も大丈夫<br />
<br />
「ありがとう」<br />
そう言ったら<br />
「こちらこそ」<br />
と月代が言った<br />
言われて俺は鼻先がツンとした<br />
俺はなにもしてないのにこちらこそだって。<br />
<br />
『』<br />
<br />
「それって月代先輩の自己満足なんじゃないですか～？」<br />
なぜだか俺を好きだとかいう<br />
月代との仲を知っている後輩が言う。<br />
「自己満足？」<br />
「そ～ですよ。<br />
　いつも待っていられると思わせといて束縛してるじゃないですか～<br />
　生徒会の仲間で寄り道していこうとかそ～いう時もいるんでしょ？<br />
　上杉先輩はどっち取りますか？」<br />
「それは待っていてくれた月代を・・・・・・」<br />
「ほらほら～束縛じゃないですか～」<br />
生徒会が出払うのを見計らって現れる月代だが<br />
昨日は忘れ物を取りに戻ったこの後輩に見られていたらしく<br />
なぜあそこにあの時間に俺を待つ月代がいたのか問われたばかりだ<br />
　<br />
<br />
<br />
<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>上杉</dc:subject>
    <dc:date>2012-12-14T20:21:09+09:00</dc:date>
    <dc:creator>white note</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>white note</dc:rights>
  </item>
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    <title>ばれんたいんほりでぃ（後編）</title>
    <description>

上杉は待っていた
翳りゆく教室の中
月代が登校してくるのを待っていた

雨が降り続く鈍色の空

&amp;amp;darr;
「上杉まだ残ってたんだ？」
「ああ」
「生徒会？」
「否、・・・・・・月代を待っていた」
「俺？」

&amp;amp;darr;
「雨、止まねぇな」
「・・・・・・」...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<br />
<br />
上杉は待っていた<br />
翳りゆく教室の中<br />
月代が登校してくるのを待っていた<br />
<br />
雨が降り続く鈍色の空<br />
<br />
&darr;<br />
「上杉まだ残ってたんだ？」<br />
「ああ」<br />
「生徒会？」<br />
「否、・・・・・・月代を待っていた」<br />
「俺？」<br />
<br />
&darr;<br />
「雨、止まねぇな」<br />
「・・・・・・」<br />
「用事ないなら帰ったほうがいいよ？<br />
　なんか冷え込んできたし雪になるかも」<br />
「月代は・・・・・・」<br />
「俺は、これ笹山ちゃんに提出してから帰るよ」<br />
「そうじゃなくて・・・・・・」<br />
月代は上杉が固まってうつむいたままなのに気付く。<br />
その様子から上杉っていつもこんな感じだよなぁと思う。<br />
何か言いたげで、何か一生懸命で、いつも寂しそう？寒そう？<br />
「とりあえずこれ、笹山ちゃんに出してくるから<br />
　もうちょっと待っててくれるなら一緒に帰る？」<br />
「待ってる」<br />
「うん」<br />
普段は大人びて見えるのに<br />
ひどく幼い子供のように見える上杉の<br />
頭をぽんぽんとなでて月代は廊下に出ようとした。<br />
のだが、上杉の震える指先がブレザーの袖口を掴んだ。<br />
<br />
「わ、何？どうした？」<br />
戸惑いの声をあげる月代に上杉が小さく告げる。<br />
「・・・・・・なんだ」<br />
「え？なに？」<br />
「月代のことが好きなんだ」<br />
友達というほど親しくしているわけでもなく<br />
ここで友達として好きだなんて言うはずもなく<br />
「ずっと好きでどうしうもないんだ」<br />
と告げる上杉は小さく小さく凍える声で最後に<br />
「ごめん」と言った。<br />
<br />
月代の目に映る上杉は俯いたままで<br />
薄暗い教室を外から照らす青白い街灯の光が<br />
薄着で震えるその姿をいっそう寒そうに見せた。<br />
<br />
無意識だったのか<br />
寒そうと思った感情のせいか<br />
月代は上杉を抱き寄せて肩を抱いた。<br />
「上杉っていっつも寒そうだなって思ってたけど<br />
　やっぱ冷たいんじゃん」<br />
月代の体温を冷えた体に熱く感じて<br />
たちまち上杉の顔は熱色に染まる。<br />
今この肩を抱く体温が月代のものだと想う程<br />
こんなに二人きりの教室に月代といると感じる程<br />
嬉しくて切なくて暖かくて幸せであふれる想いが止まらない。<br />
<br />
「上杉？」<br />
心配そうに覗き込んだ間近の月代の瞳が<br />
上杉の感情をより駆り立てるように黒く光る。<br />
<br />
「ああ、そういうのもありなのかな？」<br />
「月代？」<br />
<br />
「うんあのね」<br />
少し息をついてから月代が続ける。<br />
「今、俺空っぽでさ<br />
　そんな俺でいいなら付き合う？」<br />
<br />
上杉は意味が分からずに顔をあげる<br />
「俺と付き合う？」<br />
月代は不思議な表情で上杉に顔を近づける。<br />
上杉はその顔を、吸い込まれそうな漆黒の瞳を見る。<br />
息がかかりそうな距離になってこのままだとキスしてしまうと思う。<br />
<br />
キスしてしまう？<br />
誰が？<br />
自分と月代が？？？<br />
<br />
照れだったのか<br />
驚きだったのか<br />
我に返った上杉は<br />
思わず身を引いてしまい<br />
危うくひっくりかえりそうになる。<br />
それを阻止して庇ったのは月代の腕。<br />
<br />
その腕は上杉の身の安全を確認すると<br />
これ以上は何もしないよと言うようにすぐに離れ<br />
「ごめんね」と月代はつぶやいて行ってしまった。<br />
<br />
この瞬間から上杉は自分の取った行動に<br />
どうしようもない後悔を感じる日々が始まった。<br />
<br />
そう言う意味の好きだったのに<br />
まさか月代が自分にキスするような<br />
そんな展開になるとは予想もしていなくて<br />
そんな月代が告げた「ごめんね」の意味も解らなくて<br />
取り残された薄暗い教室の中で鼻の奥がつんとした。<br />
<br />
月代の言ったように<br />
雨は雪に変わって降り出したけれど<br />
この静けさや寒さや切ない気持ちは<br />
決してそれだけのせいではなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2012-10-05T20:41:11+09:00</dc:date>
    <dc:creator>white note</dc:creator>
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  </item>
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    <link>https://whitenote07.blog.shinobi.jp/%E6%B0%B4%E5%93%81/%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E8%A9%B1%EF%BC%88%E5%BE%8C%E7%B7%A8%EF%BC%89</link>
    <title>秘密の話（後編）</title>
    <description>「で、俺の秘密って何だよ？」
「思い浮かばなかったんだ？」
「だったら何だよ」
「俺が知ってる水品の秘密の話はね・・・・・・」

それ、言わなきゃだめか？
まあ、それくらいしかないけど。


『秘密の話（後編）』


「俺から言うね」
古泉が言った。
月代はえ？って顔して...</description>
    <content:encoded><![CDATA[「で、俺の秘密って何だよ？」<br />
「思い浮かばなかったんだ？」<br />
「だったら何だよ」<br />
「俺が知ってる水品の秘密の話はね・・・・・・」<br />
<br />
それ、言わなきゃだめか？<br />
まあ、それくらいしかないけど。<br />
<br />
<br />
『秘密の話（後編）』<br />
<br />
<br />
「俺から言うね」<br />
古泉が言った。<br />
月代はえ？って顔してたけど<br />
古泉は気に止めないように話し始めた。<br />
<br />
「実は学校の敷地内で菜園やろうと思ってて<br />
　空いてる花壇に種まき中なんだ」<br />
なんだその秘密！<br />
ああ、でも、見つかったら怒られるかもって意味では<br />
秘密は秘密なんだろうな。怒られるのかな？<br />
月代は不思議な顔して古泉を見てた。<br />
「何、植えるんの？」<br />
「花壇じゃせいぜいハーブくらいかな。<br />
　家庭科部で使う分くらいは育てたいのよね」<br />
「もっと広いところがあったら？」<br />
「野菜かなぁ。そうなるともう家庭科部じゃなくて園芸部よねぇ」<br />
「園芸部かぁ」<br />
俺にとってはわりとくだらない話なんだけど月代は真剣に聞いてた。<br />
「俺の秘密は終わり。<br />
　水品がくだらないとか思ってそうな顔してるけど<br />
　次は水品だからね。」<br />
「俺？」<br />
「そう。水品。<br />
　自分で言うのが嫌なら俺が話そうか？」<br />
<br />
・・・・・・。<br />
・・・・・・。<br />
「否、いい」<br />
ああ、どう言おうかな？<br />
言ってしまえば大した話でもない。<br />
改まって言うから言いにくいだけだ。<br />
でもなぁ。勘違いかもだしなぁ。でもなぁ。<br />
本人目の前にしていまさらな話言いにくい。<br />
<br />
「言いたくなかったら言わなくてもいいよ」<br />
月代が眉をひそめてそう言いそうな顔をした。<br />
ばっか。言うよ。言いたくないわけじゃないから。<br />
<br />
<br />
「違うかもしんねぇけど」<br />
「うん」<br />
　<br />
ああクソ。<br />
柔らかに俺を見る月代の表情があの日に重なる。<br />
<br />
「教室で会うより前に見た・・・・・・と思う」<br />
「え？」<br />
<br />
「月代を」<br />
「俺？」<br />
「桜の下にいただろ？<br />
　・・・・・・いた・・・・・・よな？」<br />
違っていて欲しいのか<br />
そうであって欲しいのか<br />
ずっとよくわからなくて言えずにいたけど、<br />
肯定してくんなきゃ秘密交換にならない気がして<br />
今は月代が頷いてくれることを漠然と願った。　<br />
<br />
「そうかも。<br />
　・・・・・・ああ、それで」<br />
「なんだよ！」<br />
「教室で水品が大声出したの<br />
　そういうことだったんだなって」<br />
「おっ覚えてたのか！」<br />
「忘れないよ」<br />
月代がくすくす笑う。<br />
古泉もごもっともと苦笑する。<br />
「もっと早くに学校来れたんじゃねーのか？<br />
　なんで5日遅れで入学とかして来てんだよ」<br />
以前聞いたときは家庭の事情とか言ってたっけ。<br />
<br />
「こーら。<br />
　水品が秘密話す番でしょ。<br />
　なんでつっきーに質問してんの？」<br />
やんわりと古泉が言う。<br />
だって俺の秘密もう言ったじゃん。<br />
「まだ終わりじゃないでしょ」<br />
見透かしたように古泉が付け加えた。<br />
「何をだよ」<br />
「・・・・・・」<br />
無言の圧力。<br />
<br />
勘弁してくれよ。<br />
桜の下で泣いてただろう？<br />
それを見て俺も泣きたくなった。<br />
とか、儚い幻のようだったとか、さ<br />
そう言うこと言えってことなのか？<br />
<br />
「違うよ」<br />
古泉はまたも見透かしたように言って<br />
「ごめん水品。<br />
　俺の無理強いだったわ」<br />
と神妙な顔して謝った。<br />
何だか解らないが俺は解放されたらしい。　<br />
つまりは俺の秘密の話は終わりってことだ。<br />
<br />
いよいよ月代の秘密の話だなって月代を見たら<br />
「やっと言える」だってさ。<br />
言いたかったのかよ。<br />
<br />
「俺、学校関係者なんだ。<br />
　って言うか・・・・・・理事長代理？」<br />
「は？」<br />
「・・・・・・」<br />
さすがの古泉も絶句の様子。<br />
<br />
「だから水品の話も古泉の話も<br />
　意外と関係なくはないというか」<br />
「・・・・・・」<br />
「・・・・・・」<br />
「どう言えばいいのかな。<br />
　俺の保護者だった人がこの学校の後継者だったんだけど<br />
　その人それできなくなっちゃって俺が急遽任されちゃって」<br />
「・・・・・・」<br />
「・・・・・・」<br />
「つまり、表立っては秘密なんだけど俺がこの学校の理事長ってことになってる。<br />
　その手続きで入学が遅れたけど学校には来てたりしたところを水品に見られてた、と」<br />
「・・・・・・」<br />
「・・・・・・」<br />
「だから古泉の菜園の件。<br />
　友達だからってことじゃなくて良い提案としてもらっとくよ。<br />
　確か使われてない畑あったはずだから認可も容易だと思う」<br />
「・・・・・・それはありがたいけど」<br />
やっと古泉が言葉を発した。<br />
「これってかなり重要な秘密なんじゃないの？<br />
　バレたらクビになったりするんじゃないの？」<br />
俺はそこまで考えが及ばなかったけど<br />
古泉に言われて重大さに気づく。<br />
「クビはともかく学校は変わらきゃなんないかもだけど<br />
　一応、表立っては身代わりになってくれてる人がいるから<br />
　秘密も通せるし実質そこまで大変な事態にはならないと思ってる」<br />
「そうなの・・・・・・それでも・・・・・・」<br />
なんで俺を見るんだよ古泉。<br />
俺がバカやってうっかりバレるんじゃ？ってか。<br />
「なんでそんな大事なことを俺達に話す気になったの？」<br />
視線を月代に戻してから古泉は心配そうに言う。<br />
<br />
「古泉と水品だからだよ。<br />
　君たちからバレるなら良いんだ。<br />
　秘密にしておくほうが心苦しかったから」<br />
だってさ。<br />
君たちって言い方は照れ隠しなんだろう。<br />
<br />
俺と古泉はなんとなく顔を見合わせて<br />
「ありがとう」<br />
「おう」<br />
と言った。<br />
<br />
なんか月代の秘密はとんでもなかった。<br />
でも、別に月代は月代だし。<br />
理事長だろうが学園長だろうが<br />
だからなんなのか俺の頭じゃわからない。<br />
<br />
「使われていない旧校舎をね、」<br />
なんだ？<br />
「見回ったときがあったんだけど」<br />
なんだなんだ？<br />
「人なんているわけないと思ってたら<br />
　いてさ、見つかったことがあってさ、<br />
　だからそいつにはいつかバレるかも」<br />
だれだよそいつ。<br />
<br />
「うちのクラスの上杉」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>水品</dc:subject>
    <dc:date>2012-08-29T19:17:03+09:00</dc:date>
    <dc:creator>white note</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>white note</dc:rights>
  </item>
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    <link>https://whitenote07.blog.shinobi.jp/%E6%9C%88%E4%BB%A3/%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%8B%E6%B8%A1%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E5%AF%BE%E5%B2%B8</link>
    <title>いつか渡らなければならない対岸</title>
    <description>
	記憶の中の太陽
	眩しくて目を開けてられない

	もうそこにないことを
	どうにも受け入れられない

	時間が戻れば取り戻せるのかな
	そして時間が動いてまた失うのかな

	繰り返すだけで進まないループでも
	あなたのいない未来よりましだと思うんだよ
	本当にそう思って生...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<p>
	記憶の中の太陽<br />
	眩しくて目を開けてられない</p>
<p>
	もうそこにないことを<br />
	どうにも受け入れられない</p>
<p>
	時間が戻れば取り戻せるのかな<br />
	そして時間が動いてまた失うのかな</p>
<p>
	繰り返すだけで進まないループでも<br />
	あなたのいない未来よりましだと思うんだよ<br />
	本当にそう思って生きていくのが嫌になったんだよ</p>
<p>
	それなのに<br />
	あなたのように優しくこぼれる光が<br />
	桜の花びらの間から、<br />
	木々の緑の隙間から、<br />
	穏やかに力強く降り注ぐものだから</p>
<p>
	ああ前を向いて生きていかなきゃって<br />
	いやでもこの先の行き着くところにいかなきゃって<br />
	震える膝を伸ばして一歩踏み出すしかないって立ち上がるよ</p>
<p>
	もう一度あなたにあえたなら<br />
	せめて笑われないようにいなくちゃね</p>
]]></content:encoded>
    <dc:subject>月代</dc:subject>
    <dc:date>2012-08-29T11:52:09+09:00</dc:date>
    <dc:creator>white note</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
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  </item>
  <item rdf:about="https://whitenote07.blog.shinobi.jp/%E6%B0%B4%E5%93%81/%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E8%A9%B1%EF%BC%88%E5%89%8D%E7%B7%A8%EF%BC%89">
    <link>https://whitenote07.blog.shinobi.jp/%E6%B0%B4%E5%93%81/%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E8%A9%B1%EF%BC%88%E5%89%8D%E7%B7%A8%EF%BC%89</link>
    <title>秘密の話（前編）</title>
    <description>「俺の秘密聞いてくれる？」
唐突というわけでもないけれど
昼休みに屋上で俺と古泉と月代で飯食い終えて
いつもどおりだらだら話してたところで月代が言った。

『秘密』

「秘密って、こないだのアレ？」
古泉が問う。

アレってのはアレだ。
こないだのスポーツテストの約束事。
俺...</description>
    <content:encoded><![CDATA[「俺の秘密聞いてくれる？」<br />
唐突というわけでもないけれど<br />
昼休みに屋上で俺と古泉と月代で飯食い終えて<br />
いつもどおりだらだら話してたところで月代が言った。<br />
<br />
『秘密』<br />
<br />
「秘密って、こないだのアレ？」<br />
古泉が問う。<br />
<br />
アレってのはアレだ。<br />
こないだのスポーツテストの約束事。<br />
俺が一方的に勝負を挑んだスポーツテスト。<br />
<br />
勝敗のつけ方なんて特に決めてなかったけど<br />
月代はその日体調を崩してたみたいで途中で抜けた。<br />
だからなのか月代は「水品の圧勝だったな」とか言った。<br />
「棄権」は「負け」ってことらしいが俺は納得いかなかった。<br />
<br />
なにせサッカー部推薦入学の俺は<br />
帰宅部で熱まであった月代に走りで完勝できなかった。<br />
（つまり100ｍ走で負けた。なんとか50と200は勝ったけど）<br />
<br />
そんでそれを負けとした月代が言ったんだ。<br />
「何がいい？」って。<br />
別に負けたら何するとかも決めてなかったし<br />
俺はとにかく月代と競いたかっただけだから<br />
いらないって、そもそも病人相手に勝負もあるかって、<br />
そう言うつもりだったし、そう言うべきだったと今も思う。<br />
<br />
けど、<br />
俺の口から出た言葉は<br />
「秘密教えろ」だった。<br />
横にいた古泉はが呆れ顔だったのは正しい。<br />
月代本人は「いいよ」って何を話そうか考える顔をした。<br />
<br />
違うんだ。<br />
いや違わないけど。<br />
そういうつもりはもともとなかったんだ。<br />
<br />
けど、月代の様子を見に行った保健室に<br />
なんでか接点のなさそうな上杉がいてさ<br />
そんでその上杉がなんか意味深な顔で<br />
「月代が熱を出したのは俺のせいだから」<br />
とか言うもんだからもやっとしたんだ。<br />
<br />
そんなん俺知らねーし。<br />
なんなの？その言い草。<br />
まるで上杉と月代だけの<br />
秘密が存在するような言い方。<br />
<br />
で、<br />
「秘密教えろ」<br />
となったわけだ。<br />
さすがに上杉との、とは言わなかったけど。<br />
<br />
アレ、の説明は終わり。<br />
そんで今何らかの秘密を<br />
月代が話そうとしている状態。<br />
何を言うつもりなのかいつになく真剣な顔。<br />
これって結構まじめに秘密打ち明ける感じ。<br />
<br />
月代が口を開きかけたトコで、<br />
「待って。ストップ」<br />
古泉が遮った。<br />
「なんだよ古泉」<br />
なんとなくほっとしながら訊ねる。<br />
「俺は勝負してないし、勝ってもないのに、<br />
　聞いてもいいの？」<br />
だって。<br />
確かに古泉は関係ないのかもしれない。<br />
けど、さっきの、月代の顔見たらなんか、<br />
俺だけが聞いてもいいものかと思ったんだ。<br />
だから聞くなら古泉も一緒がいい気がするんだけど。<br />
<br />
「いいよ。むしろ聞いて欲しいんだ」<br />
月代はなんてことないように笑った。<br />
古泉はそれでも納得いかない顔で、<br />
「う～ん。ちょっとまって」だってさ。<br />
<br />
「なんか不公平」<br />
<br />
少し考えてから古泉が言った。<br />
ああ、さっきの月代の顔見たら<br />
確かにそう言いたい気持ちは解る。<br />
月代の秘密は聞きたいし知りたいし<br />
だからあの時小狡くもああ言ったけど<br />
月代の負けとか思ってないのにそれってやっぱ、<br />
<br />
不公平。<br />
だよな。<br />
<br />
「不公平？」<br />
って月代は首をかしげて笑うけど<br />
「不公平」<br />
って古泉が念を押すようにもう一度言った。<br />
俺も「そうだな」って古泉に不本意ながら同意した。<br />
<br />
「だから、俺も水品も秘密言うよ」<br />
おいおい。俺の同意なしかよ古泉。<br />
まあ、うん、同意するけどさ。<br />
つーか・・・・・・<br />
<br />
「・・・・・・構わねーけど、俺、秘密って浮かばねぇんだけど」<br />
聞かれりゃ何だって答えるけどそれじゃダメなのか？<br />
ダメなんだろうな。そう言うのjは秘密って感じがしない。<br />
月代には強要しといて自分は浮かばないってどうなんだ？<br />
<br />
「俺もすぐには浮かばないから<br />
　つっきー明日。明日秘密の交換しよう？」<br />
古泉が提案する。<br />
俺は明日になっても浮かばない気がするけど<br />
とりあえずうんうん頷いて月代の顔を見る。<br />
「律儀だな～」<br />
って月代は笑って<br />
「ありがとう」<br />
って嬉しそうに言った。<br />
<br />
ああ、俺、同意して良かった。<br />
古泉がいてくれて良かった。<br />
一方的にならなくて良かった。<br />
<br />
秘密。<br />
秘密か。<br />
どうしよっかな。<br />
マジで浮かばない。<br />
月代は何言うつもりだったんだろうな。<br />
古泉はきっとそれなりのこと考えて来るんだろうな。<br />
マジで俺はどうしよう。でも月代の秘密聞きたいしな。<br />
<br />
そんなことを考えてたら古泉が<br />
「浮かばなかったら水品の秘密は俺が話してあげるよ」<br />
だって。<br />
<br />
はあ？<br />
俺が浮かばない俺の秘密をなんで古泉が話せるんだよ？<br />
意味がわからないけどニヤニヤしてるから何かあるらしい。<br />
<br />
＊＊＊＊＊＊<br />
<br />
スポーツテストとかアレについての説明を加えたもんだから<br />
思った以上に長くなってしまいました。前後編とか。<br />
一応書くだけ書いてサイトアップの際に考えます。<br />
<br />
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    <dc:subject>水品</dc:subject>
    <dc:date>2012-08-29T08:18:15+09:00</dc:date>
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    <title>ばれんたいんほりでぃ（前編）</title>
    <description>今日が何の日なのかなんて知らずにいた。

『ばえんたいんほりでぃ（前編）』


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『ばえんたいんほりでぃ（前編）』<br />
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    <dc:subject>上杉</dc:subject>
    <dc:date>2012-08-28T20:31:25+09:00</dc:date>
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