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水品日記

今日もさ、部活あったわけよ。
今週末は北高と練習試合組んでるから
そこの分析と対策のミーティングの後に練習。

3年の先輩のいた左サイドバックと
ボランチと左キッカーがまだ安定しない。
俺は今年は絶対レギュラー狙ってそこらへん
アピールしていこうかなあとか思ってたりする。
だって俺レフティだしさ。
同じクラスで同じ部活で寮も同室の生田もきっと
同じこと考えてんじゃないかな。あいつ右利きだけどな。

そうだ。生田だ。
んで、月代だ。

そう。練習終わってクールダウンしてたら
「もうちょっとだから。」
って隣で生田が手を振ってた。
見たらその先、フェンスの向こうに月代が居んの。
なんであいつ居るんだよ。なんで生田待ってんだよ。
って思って生田に聞いたら
「一緒に帰る約束してるんだ。」
だって。坂道下りゃ、直ぐ分かれ道なのに
なんでこんな時間まで待ってまで一緒に帰るんだよ。
待って?あ、そういや今日、月代、図書委員の日だったか。
何にせよわざわざ待ち合わせするほどの距離帰らねーじゃん。

「お待たせ。」
まあ、生田とは帰り道っつーか寮つーか部屋まで一緒だしな。
生田と並んで月代のとこ行ったわけ。
「部活お疲れー」
へらって笑って言われた。
「おう。」
「月代も図書委員お疲れー」
「さんきゅー」
チャリのハンドルをそれぞれ握って校門から下る坂を歩きながら下る。
「練習試合、今週末だっけ?」
「そうなんだよ。月代観に来る?」
「バイトの時間と重なってなかったら行く。」
月代は週末バイトしてんだってこないだ言ってた。
バイト禁止じゃねーけど学校と寮と部活のある俺や生田は無理だろう。

坂を下って分かれ道。
んじゃ、ここで。とか
また、明日。とかじゃなくて
「んじゃ乗ろっか。」
って声がしたと思えば、生田も月代もチャリにまたがって、
寮の方向に漕ぎ出した。なんでだよ。

「なんで月代こっちに来るんだよ!」
って怒鳴るだろ普通。や、別に怒鳴らなくていいんだけどさ。
「あ、今日、生田んとこ泊まらせてもらうんだ。」
「そうそう。言ってなかったっけ?」
言ってねえよ。聞いてねえよ。
「全然聞いてねえ!」
「そうだっけ?」
「そういうことだからよろしく。」
蚊帳の外みたいな言い方されてちょっとムカつく。

「寝るとこどーすんだよ。」
「床でいいよ。」
「一緒に寝ればいいじゃん。」
チャリを颯爽と漕ぎながらなんてことないように言われる。
一緒にってどういうことだよ。なんで生田と月代なんだよ。

寮に着いたらいつも通り直ぐ風呂に行く。
部活で汗だくでとりあえず汗流さないと気持ち悪い。
寝る前にもう一回入るヤツもいるけど運動部はだいたい皆、先風呂だ。
んで、月代も一緒に風呂場に来た。
一度泊まりに来たことあるから慣れたもんだ。
前は古泉も来た。んで空部屋に泊まったから寝床もあった。

シャワーで頭洗ってたら左に坐った寮生の会話が耳に入った。
「明日ってホワイトデーだよな、おまえ返すん?」
「そういうおまえはどーなの?」
とか話してる。どーせ俺はもらってねーよ。
つーかさ。バレンタインデーに学校サボった月代はどうなんだろうな。
翌日とか学校休みだったしさ。古泉に言付けようとしてた女子いたらしいし
登校してたらもしかしたら(もしかしたらだ)誰かからもらってたかもしんねーけど。

当の月代を見たら身体を洗い終えて
広い浴槽で真っ赤な顔してとぼけた顔してた。
ああ、もう、めんどくせえ。なんであいつあんなバカ面してんだ。
バカのヤツのこと考えてる俺の方ががバカみたいじゃんか。くそ。

ん、で、風呂上がって、生田と寮の食堂で飯食った。
生田が「月代用。」っておむすび握って残ってるおかずタッパに入れてた。
こいつフツーに気が利くふつーにいいやつなんだよな。
フツーすぎてサッカーもフツーなんだけど基本は抑えたプレーするし。

「お、美味そ!」
生田の持っていった晩飯食いながら月代は笑った。
同部屋だけど生田側のベットに腰掛けて食ってるのが、なんかさ。
ま、いいんだ。いいんだけどな。サッカー雑誌に目を通す。頭に入んねぇ。
だいたいなんで今日いきなり月代がこんなとこにいるんだよ。なんで生田と笑ってんだよ。
背もたれたコンクリの壁が冷たくてちょっとイラっとしてサッカー雑誌を少し下げて月代を見る。
食べ終えたみたいでおむすびの入ってたラップをくしゃってしてからゴミ箱に投げ込んでいた。

目が合ったと思ったら
「寮の飯、美味いな!」
だってさ。なんだよ。俺なんかいないみたいに飯食ってたくせに。
生田と笑ってくだらない話とかしてたくせに。なんなんだよ。くそ。

「で、月代、」
「何?本題?」
生田がなんか変な顔して月代に声を掛けた。
月代の方は相変わらずふにゃっとした顔で笑ってる。

「・・・その前に一緒に地球を防衛しよう!」
「あははっ。うん。しよう。」
なんだよ地球防衛って!
「俺、ありんことくも苦手ー」
「俺はユーホー苦手だから、手分けして処理すっか。」
なんだよユーホーって!
「うん。俺らけっこういいタッグだよな。」
「だなー。防げ地球壊滅!」
「レッツちきゅーぼーえー!」
なんなんだよこいつら。
と顔を上げたらPS出してきやがった。
ゲームかよ!「THE 地球防衛軍」ってゲーム!
なんだよそのタイトル!だせえな!

なのになんか生田と月代が異様なもりあがりを見せ始めた。
「おおっ!」とか「行け!」とか「危っぶね!」とか叫んでる。
気になんじゃん!俺も見てたら、なんかこれおもしろいんだけど。
やべ、俺もやりたい。つかタイトルでバカにしたらダメだ。おもしろい。
ちょ、本格的に混ざりに行くので今日の日記ここまで。

俺にしては結構がんばって書いたほうじゃね?


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