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******

俺の、俺と広夢様の入学する高校は東欧にあった。
「ちょっと本気で音楽を学ぼうと思って。」
と広夢様が言ったから。
学校は街にあるわけではなく、
ずっと山奥のバスも電車もないような高所にある。
だから全寮制が基本でギムナジウムと言うらしい。
まだ行ったことがないから全部広夢様に聞いた話だ。
無事に入学通知が2枚届いて広夢様に久々に撫でられた。
「よく頑張ったね。」それだけで何もかもが報われた気がした。
その後何度か屋敷でパーティが開かれたりたのでたくさんの人を見た。
最初は隠れて見てるだけだったけどベランダにいる少人数の人たちなら
広夢様や使用人の林さんを介してちょっとだけ会話ができるようになった。

--------世界は、外の世界は、もっと広い。もっと果てしないし、もっとたくさんの人が居る。
以前広夢様が言った言葉だ。
まだまだ狭い俺の世界だけど
ここに来る人は世間でも評価を受けている人ばかりだと林さんは言った。
俺は怖がりだから人を必要以上に警戒するし観察していたけれどそれでも
広夢様に感じたあの衝撃的な完璧さは他の誰にも感じることはできなかった。

やっぱり広夢様は神様だと何度も思った。

今日は雨が降っている。
広夢様は被写体がくっきり浮かび上がる青空の日が好きだと言うけど
どんよりとした灰色の空に降る雨は自分の存在を隠してくれるようで安心する。

目を閉じて雨音を聞いていると
誰かが雨の中を歩く音を聞いた。
こんな雨の中を?
そう思って窓から見ると
あの日は雨が降っていなかったけど
あの日と同じように中庭を通って物置にしている建物の影へ
姿を消して行く間違いようがない広夢様の姿が目に入った。
なんだか放っておけないような追わなきゃいけないような
不思議な気持ちで部屋を出て広夢様の影を追った。
今となっては部屋を出るのも屋敷を歩き回るのも平気だ。

「広夢様?」
そうだあのときも電気は点かなかった。
今日は雨も降っていて部屋の中は薄暗い。
入り口で名前を読んでみたら暗闇で影が動いた。

「だれ?」
「あの・・・お・・・」
「だれ!?」
「俺・・・さ・・・」
「先輩?」
「え?」
「先輩!?」
影がゆっくり近づいてきた。
ああ、広夢様だとわかった。
広夢様も俺を見て俺だとわかったみたいで
「おまえか」と呆れたみたいに溜息をついた。
「ごめんなさ・・・」
「なんでいっつもここに来るの?」
今までに見たことがないくらいあからさまに不快な表情。
こういう表情には免疫がある。
中学の時に俺をいじめたクラスメイト。
ひきこもったときに俺を毎日毎日殴った人たち。
それでも広夢様は綺麗な顔で俺は見惚れてしまう。
「ひろむさ・・・」
後ずさりをしかけた身体を掴んで引き寄せて
どれくらい久しぶりなんだろう噛み付くようなキスをされた。

「・・・ふぁ・・・んん」
「ふっ・・・はぁっ・・・」
いつになく乱暴なまでのキス。
激しい喰らわれてるかようなキス。
息がつけないほどすべてをからめとられて苦しい。
苦しいのに苦しいのに這いまわる熱が広夢様のだと思うと泣きそうに嬉しい。

ゴッ・・・!
鈍い音がして背中に痛みが走る。
カーペットを敷いた床に押し倒されたのだと気付く。
湿った風がふいて胸元がひんやりするのは服を脱がされているからだと気付く。
カチャカチャとベルトを外し履いているものをすべて剥ぎ取られていくのが解る。
「んんんっ・・・はっ・・・」
「んくっ・・ふっ・・・」
その間も激しいキスは続いている。
熱くて苦しくてぼうっとしてきて意識が飛びかける。
熱い、苦しい。熱い、苦しい。熱い、苦しい。俺を殺して。
目のふちに涙が浮かぶのが解る。熱くて苦しくて切ない。

ちゅっちゅっ、と
漸く解放された唇から首元、肩、胸の突起へ、
広夢様のキスが時に痛みも伴って降っている。
噛まれたり、吸われたりするたびに、痛いのに身体が跳ねる。
もっともっと俺を痛めつけて、貴方が俺に関心を向けているのを感じさせて。
「はぁっ・・・あっ・・・ぁ・・・ろむ・・・さっま・・・」
「黙れ。」
心の無い冷たい声。
「んっ・・ぁ・・・むっ。」
その言葉に応たえようと口を塞ぐ。
そうでもしないと声があがってしまう。
広夢様の手は下へと伸びて行きすでに
勃ちあがっているだろう俺のモノを掴んで上下に擦る。
「あ・・・だめ・・・だめですっ。」
恥ずかしくて申し訳なくて思わず声をあげると
「黙れって。」
と口をもう片方の手で押さえられた。
そんなことを言われても俺の身体は熱くて熱すぎて
広夢様の触れる場所に感じ尽くした俺の身体もう
いまにも体内の熱を吐き出してしまいそうだった。

カリッ
とその先に爪をあてがわれた瞬間もうダメだった。
「ぃっ・・・ク・・・」
長くて綺麗な指に、薄くて大きな手に、
俺は汚い白濁の熱を解放してしまった。
「ごめんなさい・・すみませ・・・」
とうとう涙がぽろぽろこぼれて泣きじゃくってしまう俺に
「うるさい。」
ひとこと言って俺の出した液体を俺の股の奥になすりつけた。
「え・・・・?」
そこは、だって、え?そんなとこ・・・だって。
触られているのは間違いなく排泄に使う穴。
「ひろむさま?」
「黙れって!」
あの綺麗な指が俺のあんな汚い所をくにくにと押したり撫でたりしている。
しばらくそうしていたかと思うとその指がぷつりとその中に押し入った。
「ううっ!」
痛い、苦しい、熱い、熱い、熱い。
ゆっくり入ってきては少し抜いてを繰り返す。
入る時は痛いしキツイけど出るときは変な排出感がある。
さっきの長いキスのときからぼうっとしている脳は蕩けたままだ。
そんな蕩けたままの脳でもこんなことをさせて申し訳ない気持ちと
どうしようもなく恥ずかしくて情けなくてやるせない気持ちが交差する。

「えっ・・・うえっ・・ひっく・・うううっ・・・」
涙と嗚咽がこぼれる。
この涙や苦しみは痛みの所為でも行為の所為でもない。
何をされるのか不安だけど怖いから嫌だと思う所為でもない。
俺なんかにこんなことをしなくちゃいけない美しい人への罪の涙だ。
「えっ・・・えっ・・えっ・・・」
「・・・・・」
広夢様が何かを呟いたかと思うと
指は抜かれ身体は解放されていた。

さっきまでの苦しい熱など無かったかの様に
手首に絡まっていた唯一の衣服を脱がすと
こないだみたいに備え付けのバスルームに連れて行かれた。
バスタブに湯ははられていなくて立ったまま熱いシャワーが掛けられる。
柔らかいスポンジにボディソープをあわ立てると俺の足、腕、胸、全身を洗う。
「広夢様・・・そんなこと・・・・」
もう黙れだとか、煩いだとかも言われない。
表情の読めない顔で無言のまま俺を洗っていく。
丁寧に髪の毛までシャンプーコンディショナーと洗われる。
そういえば広夢様はぐっしょりと濡れるがままに服を着たままだ。
「広夢様・・・服・・・も、いいです俺、」
それでも広夢様は何も言わない。
しっかり洗い終わったところでキュッと蛇口を捻ってシャワーを止めた。
バスタオルで身体を拭くことまで広夢様自らにされてしまって戸惑う。
なんだか広夢様に愛されているような大事に慣れているような。
錯覚でしかないのは解っているけれど嬉しくて泣きそうだった。
なぜこんな場所に置いてあったのか綺麗なシャツを
俺に着せている間も広夢様は濡れたままだ。
「広夢様、風邪をひきます。
 俺はもういいですから。」
「そう。」
やっと広夢様がしゃべった。
「背中、どう?」
「え?」
「最初に打ったでしょ?」
「あ、なんともないです。」
「そう。」
「広夢様?」
「少しは絶望を味わった?」
「え?」
「あんまり目障りなことしてると
 これ以上の痛い目見ることになるよ。」
広夢様はそれだけ言うと雨の降り続く外へ出て行く。
「あ、広夢様!雨降って!濡れます!」
「何をいまさら。」
確かにすでにバスルームでぐっしょりと濡れた姿のままの広夢様は雨の中に消えた。

広夢様は絶望と言ったけれど
俺はそんなもの微塵も感じなかった。
むしろ絶望を感じていたのは広夢様だと直感的に思った。
恥ずかしい汚い申し訳ないそんな気持ちが交差したけれど
広夢様に求められるなら俺はいくらでも痛みを与えられたい。



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